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チェコビーズ大辞典!チェコビーズ専門店がお届けるするチェコビーズ豆知識!

チェコビーズの色の名前が特徴的なことにお気づきの方も多いのではないでしょうか。
例えば宝石の名前。
これはチェコビーズに限らず、昔からガラス製アクセサリーの色の説明に本物の貴石の名前を用いることが多いためです。

色ごとで表すとこんな感じになります。

ブルー系 チェコビーズ

ブルー系チェコビーズの色一覧

グリーン系 チェコビーズ

グリーン系チェコビーズの色一覧

レッド系 チェコビーズ

レッド系チェコビーズの色一覧

イエロー・ブラウン系 チェコビーズ

イエロー・ブラウン系チェコビーズの色一覧

クリア・ホワイト チェコビーズ

クリア・ホワイト系チェコビーズの色一覧

ブラック系 チェコビーズ

ブラック系チェコビーズの色一覧

「クリスタルAB」のように色+@の名前がついている場合は、ガラスに加工が施されているという意味になります。

チェコビーズの加工辞典

加工について見てみましょう!

ABコーティング (AB Coating)
ガラスの表面にオーロラ調のコーティングを施したもの。レインボーとも呼ばれています。BEADERではオーロラコーティングのものを「レインボー」と表記している商品もあります。
見る角度によって7色に輝いて見えます。表面に施す加工としては、最も伝統的な、オーソドックスな手法の一つです。

ダブルコーティング(Double Coating)
ガラスの表面に単色ではなく、2色のコーティングを乗せる手法。1粒のビーズの上で、2色が微妙に混じりあうグラデーションが生まれるため、単色のコーティングでは味わえないニュアンスがあります。

インラインカラー (Inlined Colors)
透明色のガラスビーズの穴の中に色をつけたものの総称。
実際カラー名にする際は、シルバーインラインなど中の色を前後につけます。

アイリスコーティング (Iris Coating)
濃いメタリック調で、玉虫色に光る特殊な加工。主にブルー系、グリーン系、ブラウン系、パープル系があります。それぞれの色を発色させるために、熱する温度・蒸着させる時間などを微調整しながら作りあげられています。すべてのトーンをランダムに混ぜたカラーは「ミックスアイリス」という色も。

ラスターコーティング (Lustered Coating)
ガラスの表面のつやを、さらに輝かせて見せるコーティング。透明なものから、薄い色のついたものまで種類は色々あります。

マット加工 (Matted)
つるつるしたガラスの表面を酸につけて、「つや消し」の状態にすること。同じ色のガラスでもマット加工をすると、渋めのおさえた色合いになります。

パールコーティング (Pearl Coating)
ガラスビーズの表面にパール調の色合いをのせた加工。糸に通したビーズを、特殊なコーティング溶液に7回くぐらせて、本物のパールのような色合いに仕上げます。このコーティングは丸玉だけでなく、ファイアーポリッシュビーズやプレストビーズにもつけることが可能です。

ピカソコーティング (Picasso Coating)
ビーズの表面に泥をつけたような、錆びた色合いを、アーティスティックにのせたものの総称。前衛芸術のようだから、こう命名されたようです。
ピカソと呼ばれるコーティングは1種類ではなく、一見汚れたように見える様々な色合い、トーンがある特殊なコーティングです。ヴィンテージ調に見えるものもあり根強いファンがいるのも特徴。

スフィンクスコーティング (Sfinx Coating)
ガラスビーズの表面に、パール調のつやつや輝く加工を施したもの。イミテーションパールほどはっきり濃くはなく、ラスターコーティングのように透き通ってもおらず、うすく微妙にパールっぽく光るところが、最大の魅力です。

チェコビーズ マシンカットとファイアポリッシュ

マシンカットとファイアポリッシュチェコビーズはこんな形、とイメージする方も多いと思います。
特にファイアポリッシュは日本では最も広く知られて使われるようになったチェコビーズのひとつです。

既に名称として広まっている二つですが加工、仕上げの手法の名前でもあります。
マシンカットはその名の通りビーズ様々なガラスパーツの表面を、機械でカットして形をつける手法。
ファイアポリッシュはビーズの製造工程の最後を「火であぶって」(つまりFireで Polishして)仕上げたものの総称です。

マシンカットの場合は、サイズが小さくなればなるほど機械の操作は難しくなり、特殊な技術を要します。
酸で溶かして形をつける手法よりずっと高価になりますが、カット面がシャープで光を多く反射するため、美しさは比べられません。

ファイアポリッシュは、ビーズの元の形に、機械でなんらかのカット面をつけます。
それをガスバーナーで熱したベルトコンベアーの上を通すことで、表面を少しだけ溶かしてなめらかにします。
「ファイアーポリッシュ」とは元々、この火であぶる工程を指す、工場での製造用語だったのです。
ですから、この工程を含むビーズの種類は、実はものすごく多いのです。形も球、楕円、なつめ、俵、ハート、ソロバン型など様々です。

チェコビーズの名前辞典

チェコのプレストビーズとその仲間たち

プレストビーズ (Pressed Beads)
昔ながらの型押し製法で作るビーズです。溶けたガラスが固まる前に、鋳型で押さえて形を抜いていきます。
単純な製法なようですが、形や色により、いつ・どれ位の力で、何秒ほど押さえるか、といったコツは全て職人の感覚に任せられており、今でも明確なマニュアルはありません。
何世紀にも渡り、連綿と受け継がれてきた「感性」でのみ、現在も作られ続けています。

バテラビーズ (Batela Beads)
プレストビーズの1種。形が船底型をしていることから、「船底」という意味のポルトガル語・バテラと名付けられたチェコビーズ。
日本には「ばってら」と呼ばれる押し寿司がありますが、こちらも数百年前に船底型に見えたポルトガル人によって命名され、後に日本語に入ったようです。

ギャラントビーズ(Gallant Beads)
プレストビーズの1種。長方形で、亀の甲羅のような模様がついているのに、触ると表面はつるつるしています。
「ギャラント」は、「ちょっと変わった、おしゃれな」という意味ですが、その名の通り見れば見るほど、その魅力に引き込まれてしまう不思議なチェコビーズです。

メテオールビーズ (Meteor Beads)
プレストビーズの1種。形が、宇宙から降ってきた隕石のようにでこぼこしているので、メテオール(=英語で「隕石」の意味)と名づけられました。

パンプキンビーズ (Pumpkin Beads)
プレストビーズの1種。見ての通り、形がかぼちゃに似ています。業者さんによって、様々な色で輸入されています。

シードビーズとシャルロットビーズ

ロカイル (Rocailles) = シードビーズ (Seed Beads)
植物の種(Seeds)のように小さいことから、一般に「シードビーズ」とも呼ばれますが、ビーズ業界での正式名称は「ロカイル(Rocailles)」といいます。
世界でもトップクラスの発色と品質のロカイルは、欧州ではチェコ共和国・オルネラ工場のみが製造しています。
日本で「丸小」「丸大」と呼ばれているサイズは、取り扱い業者ごとに微妙に違っており、統一された基準がありません。
チェコでは34/0(直径8.5mm)から16/0(1.3mm)まで、決められた号数でサイズを呼び分けています。

シャルロットビーズ (Charlotte Beads) = ワンカットビーズ (1 Cut Beads)
かつて、ワンカットビーズの13号のサイズだけを「シャルロット」と呼んでいました。
この呼び名の由来ははっきりとはしませんが、フランスでさかんに使われだした1900年頃には、既に定着したニックネームだったようです。
戦後、アメリカのビーズ業者がこのビーズを普及するために、キャッチフレーズとして大体的に使用して売り出したため、
いつの間にか「ワンカットビーズの代名詞」として世界中に定着し、今では13/0に限らず、すべてのサイズのワンカットビーズを「シャルロット」と呼び、チェコ本国でも通用するようになりました。
シードビーズ(=ロカイル)の丸い形に機械をあてて、1方向から1回だけカット面をつけたビーズ。
小さくなればなるほど、カットすることは非常に難しくなります。
そのため普通のロカイルよりかなり高価になりますが、編み込んで作品になった時に、カットされた面がより光を反射し、なんとも美しい仕上がりになります。
この繊細さが多くのビーズファンに愛用されています。

スリーカットビーズ (Three Cut Beads)
チェコが世界に誇る最高品質のチェコビーズの1つ。
断面が六角形をした小さなシードビーズに、3方向からカッティングをつけることで、光の反射の仕方が複雑になり、キラキラ光って見える美しいビーズ。
吹けば飛ぶほどの小さなビーズに、3つの違った方向から正確にカット面をつけることは、ガラスビーズの製造に何世紀もの伝統と歴史をもつチェコ共和国においても至難の業で、最も腕のよい熟練工にしかできない技術。
次世代への継承が困難なのと、製造にあまりにも長い時間がかかるため、30年ほど前に当時のチェコ国営会社では、製造の継続を一度断念。
ところが、世界中のスリーカットビーズのファンから、このビーズと製造技術が歴史から消えてしまうことを惜しむ声が高まり、当時引退を考えていた最高の腕をもつ世代の熟練工に、それを延長してもらい、製造の継続にこぎつけました。
現在は、その技術を継承した限られた数の熟練職人によってしか作られないため、製造には数年を要します。
それでも世界中に「何年待ってでもほしい。」という根強いファンを持ち、その熱意に支えらえれています。
1粒1粒に職人の魂が宿ったチェコビーズです。

チェコビーズ ドロップビーズ

日本語で「つゆ型」、「しずく型」とも呼ばれています。文字通り、水のしずくの形をしています
まん丸でない形が、アクセサリーに編み込まれると個性的なかわいい印象を与えてくれます。

チェコビーズ ファルファーレビーズ

チェコで2006年に開発された、独創的で全く新しい形のシードビーズ。
「ファルファーレ」とはイタリア語で「蝶」を意味しますが、その名の通り、一つ一つがリボンの結び目型をした、ユニークで斬新なビーズです。
サイズは、小(2/4mm)と大(3.2/6.5mm)の2種類があります。一連で通すだけでも、かわいらしい表情がでることから、日本でもじわじわとファンが増えています。

カットファルファーレ (Cut Farfalle)
ファルファーレの1ヶ所に、カット面をつけたビーズのこと。ワンカットビーズ同様に、小さなビーズに狂いなく正確なカット面を施すのは、非常に難しい技術です。
そのため普通のファルファーレに比べて、かなり高価になりますが、カットされた面が美しく光を反射するので、作品の中で、「使っただけの効果」を実感することができます。

チェコビーズ スーパーツイストコローラ

お花の形の断面は、3ミリほどしかないのに、このビーズの穴の中にメタル素材を入れ、シルバーラインやブロンズラインにしたり、表面の線の中にもゴールド・シルバー・コパーなどを入れ、ひねり具合がよく見えるように強調したり、マット加工を施したりと、チェコの職人は幾重にも手をかけて、非常に上品なビーズへと仕上げられたチェコビーズです。

ボヘミアンパール = ガラスパール

ガラスビーズの上に、パールコーティングを施したもの。イミテーションパールともいいます。
糸に通したビーズを、コーティング溶液に7回くぐらせてパール調の色合いに仕上げます。
このコーティングは丸玉だけでなく、ファイアーポリッシュビーズやプレストビーズにもつけることが可能です。

チェコビーズ クラックビーズ

ガラスが熱い時に冷水につけ、温度差でわざとひび割れを入れた特殊なチェコビーズ。
うまくひびが入れば、そのビーズを再度あたため、表面をなめらかに仕上げます。
ひびを入れる時にビーズごと割れてしまう場合も多く、他のビーズに比べ、よい品質に仕上がる確率が低いため、高価なものになっています。

チェコビーズ ボタンカット(FPロンデルまたはスペイサー)

ロンデル、スペイサー、どちらも同義語で、「ビーズとビーズの間を埋めるもの」という意味。(日本では「ボタンカット」とも呼ばれています。)
ビーズを使った作品の中で、これ自体が主役になることはまずありません。
しかし個性的なビーズの狭間で、とてもおしゃれに「つなぎの役割」を果たし、デザイン全体のバランスを取ってくれます。
特にFPロンデルの場合は、限られた狭い幅にも、丁寧にカット面が施されているので、光を反射し、キラキラ輝きます。

チェコのハンドメイドビーズ = ランプビーズ

チェコでの製造の歴史は、古く中世まで遡ります。
ヨーロッパではチェコのボヘミアと、イタリアのベネチアが最古の歴史を誇ります。双方とも互いを意識し、影響しあい、歴史を重ねてきました。
近年ベネチアでのハンドメイドビーズの製造は、ルーマニアや中国に多くがシフトされていて、本当にイタリアの素材で、イタリアの職人が作ったビーズは少なくなっています。
チェコでは、まだ「製造現場を外国に移す」という試みは一切なされていません。
そのため100%チェコの素材・チェコの職人によるビーズであることが保証できます。

ビーズ以外のガラスパーツ

チェコ ブリオレット

しずく型のガラスパーツの表面にカットを施し、金具や糸を通す穴が上にあいたものを「ブリオレット」と呼びます。
穴は、熟練した職人がドリルを使って一つ一つ手作業で開けるしかなく、難しい技術を要します。

チェコのカボション

横から見ると丸いドーム型をしていて、底が平らになったガラスパーツを「カボション」と呼びます。

シャトンボール

金属製の球の形をしたパーツに、小さなラインストーンが装着されたものを「シャトンボール」と呼びます。
単体でピアスなどにもなりますが、アクセサリーの中でスペイサーとしても用いられるので、「丸ロンデル」とも呼ばれます。

シャトンローズ

上と下が平らにカットされた薄型のラインストーンを「シャトンローズ」と呼びます。
最近では、小さなサイズを携帯や電卓などに貼りつけたり、ネールアートにも使われるようになりました。
後ろに糊がついていて、布地にアイロンオンできるタイプのものは、「ホットフィックス・シャトンローズ」といいます。

MCシャトン

カットの表面を酸で溶かさず、全て機械でカットした底がとがった形のラインストーンを「MCシャトン」と呼びます。素材となるガラスの透明度と、マシンカットによるシャープな切り口の両方によって、石の輝きが増してきます。

ナベット

猫目型を横に細長くしたような形のラインストーンを「ナベット」と呼びます。

ラインストーン

ガラスの石に本物のダイヤモンドと同じカッティングを施したものの総称。
 イミテーションダイヤモンド製造の原点は、チェコにあります。かつてはチェコでしか作られていませんでしたが、現在はオーストリア、エジプトなどでも製造しています

ロンデル

アクセサリーの中で、主にビーズとビーズの間にスペイサーとして用いられる平らな形をしたパーツ。
「平ロンデル」とも呼ばれます。金属製、ガラスビーズ製など素材は様々ですが、金属製のものに小さなラインストーンが装着されたものを、特に「ラインストーン・ロンデル」と呼びます。

TTCストーン

表面に様々な直線のカットが施されていて、底が平らになったガラスパーツを「TTCストーン」と呼びます。